宅建勉強法:丸暗記のすすめ

宅建勉強法 その7:宅建合格への必要知識にスピーディーに接する。

重要な条文暗記は筋トレ!

営業文句臭もプンプンしますが・・法律系の資格試験では「暗記主体の独学はやめて理解しろ」という言葉をよく目にします。きちんと事例で考え、流れを把握し、理解を深めろ、というわけです。しかし、これは択一式かつ単純暗記科目の多い宅建試験にはあまり当てはまりません。宅建試験でその勉強方法が必要なのは、権利関係+他の科目のごく一部だけです。権利関係は理解することで応用がきく問題も多いですが、「単純暗記科目」と呼ばれる宅建業法、法令制限、税その他では、単純暗記をベースに勉強を進めたほうが断然効率が良くなります。

このページのタイトルは「丸暗記のすすめ」です。

丸暗記をすすめる一番の理由は、「宅建合格への必要知識に接する絶対量をスピーディーに増やすため」です。

ここで言う丸暗記の対象は、「単純知識」だけです。単純知識を暗記するといっても、「箇条書きで羅列された意味不明な条文を頭に詰め込む」というわけではありません。条文の趣旨を、分かりやすく簡潔に、やさしく噛み砕いた言葉で表現された内容を覚えるということです。慣れ親しんだ日本語で簡潔にまとめてあれば、初めからスムーズに入ってくる知識も多いはずです。


皆さんが受ける宅建試験は4肢択一式です。司法試験のように自分なりに法を解釈して論文を書くわけではありません。歴史の勉強のように流れを追ってストーリーにロマンを感じる必要もありません。単純知識の暗記で大半の問題に対応でき、正解することができます

文章を読み、文脈の中から意味の分からない知識を理解し、そして覚える作業は大変な時間と労力を要します。一部の天才を除き、大部分の人間は長い説明を即座に理解することができません。一般的な人間の脳に比較的スムーズに入ってくるのは「単語」もしくは「できる限り短い文章だけです

英単語を覚えるのならインプット重視になるでしょう。数学の公式をマスターするには意外と理解が大切です。そして宅建知識の習得に必要となる効果的な勉強割合は、インプット3割、アウトプット7割と天才ではない私は考えます。勉強に自信が無い人ほど、じっくりと文章を読み理解しようとし覚えようとします(=ひたすらインプット)。勉強ができる人は、文章を読むという作業は軽く済ませどこか客観的に早いサイクルで問題に取り組みます(=インプット3割、アウトプット7割)。一生懸命テキストを熟読しても、なかなか覚えられません。ようやく覚えたつもりになっても復習サイクルが遅くなり、覚えたはずの箇所を忘れてしまいます。ダメな勉強の典型です。

条文(を分かりやすく簡潔に表現した短文)をサクサクと読み返していけば、細かい文章を読む時間がカットできて、いち早く宅建合格知識を吸収することができます。とまず軽く要点だけを捉え、正誤は気にせず問題を見て、軽く解説を読み、また軽く基本書の要点を読む。この浅く広いサイクルで、実に効率よく知識と理解が広がっていきます。

つまり、暗記をするためにどれだけ暗記時間を減らせるか

それが暗記のコツとなります。ちょっと何を言っているか分からないかもしれませんが、どれだけアウトプットでの理解と呼べる暗記に繋げていく基礎となる暗記を素早くこなせるか、ということです。初めて覚えたと言えるのは、問題を見て正解したとき、納得して解答することができたときだと思います。それが暗記であり、理解となります。

条文の暗記は、スポーツで言えば「筋トレ」です。どんなスポーツの選手でも「筋トレ」をやらない人はいないと思います。おそらく「サッカーの筋肉はサッカーで作る!」という熱い人は存在しないでしょう。野球選手でもバスケ選手でも、筋トレをやっているはずです。

スポーツでも勉強でも、大切なのは「基礎」です。

やさしい簡潔短文でスピーディーなインプットを繰り返し、
遠回しに聞いてくる本試験問題に対応できるよう過去問等でアウトプット練習をする。

これを繰り返していると、暗記した条文が、問題を解くときに「どんどん出てくるな」と実感してくるようになります。暗記した条文と、問題で見る条文が頻繁にオーバーラップする上に、宅建試験のクセも見え、更に早い復習で効率良く知識を定着させることができます。

お手持ちの宅建教材が細かく分厚い場合は、理解が必要な箇所と暗記で十分な箇所を明確にし単純暗記箇所はポイントだけをピックアップして繰り返し読むようにしてください。

重要知識の丸暗記は「筋トレ」と割り切り、日々コツコツと励んでみてください!


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