宅建テキスト(基本書)の読み方

じっくりと読み進めることが正解なのか

効果的な基本書の読み方とは?

理解に重点を置いた細かいテキスト、過去問を大量に解き解説を熟読する。

確かにこれらの勉強法は間違いではありません。これが今までのスタンダードな宅建勉強法、セオリーでしょう。途中で挫折せず、しっかり時間をかければ、必ずいつかは合格できるはずです。

しかし皆さん、もっとラクに短時間で宅建試験に合格できればいいな、と思いませんか?ここに効率が良いと思える宅建テキストの読み方をまとめてみましたので、是非参考にしてみてください。お手持ちのテキストですぐに実行できるものばかりなので、試してみて損はないと思います。


基本書はまず20~30%の理解でOK

基本書をじっくり読み、初めから順に全てを理解しようとする・・。一見普通の宅建勉強法ですが、実はこれが大問題です。時間が経てば前に覚えたはずの箇所を忘れてしまっています。効率の悪い勉強法の典型で、毎日何時間もの勉強時間を要してしまいます。

基本書を読んでいて分からない箇所があると、そこから先に進まない律儀な人がいます。これは、受験対策上とても損なことです。先に進んで全体を見渡せば、なぜそんなところで悩んでいたのか気付くケースが多々あります。

分からないままで構いませんので、とりあえず先に進んでみてください。最初から全てを覚えようとせず、理解できない部分はパスして、どんどん先に進んでください。通勤時間やベッドの上、テレビを見ながらでも構いません。毎日軽くでいいので、なるべく早い復習を繰り返すようにしてください。

休みの日にまとめて何時間も勉強するより、毎日少しずつ早い復習を繰り返したほうがはるかに効果的です。詳しくは「記憶のメカニズムを知って効率的に覚えよう」をご覧ください。


科目ごとの特徴に合わせた勉強法をする

・権利関係(本試験14問:目標7~9点)

一言で言えば、「難しい」。闇雲に覚えようとしないことです。お手持ちのテキストが細かく分厚い場合は、特に要注意です。項目ごとに重要なポイントがありますので、そこを重点的に勉強してください。単純な暗記ばかりでなく、事例に則して理解することも大切です。当サイトの「分かりやすい民法解説」を活用していただければと思います。

・宅建業法(本試験20問:目標18点)

権利関係と反対で、一言で言えば「簡単」です。合格者がもっとも得点を稼ぐ科目です。逆にここで得点を稼げないと、宅建合格が厳しくなります。過去問で繰り返し出題されているパターン化した問題がほとんどですので、早い復習で、正確な知識を得るように心がけてください。単純な知識が多いので、予想問題集にも手をつけていいかもしれません。当サイトの「かんたん宅建業法」で満点を目指してください。

・法令上の制限(本試験8問:目標5点)、税その他(本試験8問:目標5点)

合否を分ける科目と言えるでしょう。基本的には簡単なのですが、難しい知識も多少出題されます。と言うより、見慣れない言葉が多く、その単語のせいで難しいという錯覚に陥ってしまいます。これらの科目を苦手としている受験生は多く、合格できない原因となっています。しかし、慣れてさえしまえば宅建業法と同じく単純な暗記科目です。早い復習を繰り返し、覚えてしまってください。全体構造をざっと理解した上で、過去問を中心に学習することをおすすめします。税その他につきましては、簡単な5点免除科目で3~4点は取れますので、残り3問中1~2点でいいんだ、という気持ちで固くならずに取り組んでください。当サイトの「実はかんたん法令制限」「意外とかんたん税その他」で苦手意識を取り除いてください。


基本書を問題集化する

基本書をオリジナル問題集に改良してしまいます。
基本書を何度か読んだら、単語をチェックペン(赤や緑のシートで文字が消えるペン)で塗り潰します。また、初めは主語だけで、後に述語も塗りつぶすなど工夫をすると、より効果的です。

基本書のポイントをノートにまとめる方もいらっしゃいますが、これは効率的とは言えません。理解は深まりますが、時間がかかりすぎます。ノート作成が目的となってしまい、「勉強をしたつもり」になってしまう危険性もあります。


頭の中で問題を作成する

ある程度の知識ができましたら、後は自問自答するクセをつけながら基本書を読んでみてください。問題を作成するつもりで基本書を読むと、「何が問題になりうるのか」を意識することになります。

ここまで考えることができるようになれば、宅建合格はもう目の前です!