絶対役立つ宅建業法 広告の規制 重要度 ★★★★★


今回は「広告の規制」について見ていきます。

簡単な宅建業法の中でも特に簡単です。実生活に馴染みがあり、難しい言葉もなく、とても覚えやすいと思います…ので、できるだけ間違えそうな問題を作ってみました!例によって前提知識は かんたん宅建業法 広告の規制 をご覧ください。

では、絶対役立つ宅建業法「広告の規制」、チェックしていきましょう!



【問1】誇大広告をすること自体が禁じられており、実際の損害や成約に至ったという事実は不要である。

【問2】宅建業者が、自ら売主として自己所有建物の売買広告を行う場合、取引態様の別を明示する必要はない。

【問3】広告時に取引態様を明示した場合でも、注文を受けたときは、当該契約から1週間以内に文書により取引態様を再度明示しなければならない。

【問4】「建築確認申請中」と表示しておけば、工事完了前の建物売買の広告を行うことはできないが、契約をすることはできる。

【問5】「建築確認申請中」と表示しておけば、工事完了前の建物貸借の広告を行うことはできないが、契約をすることはできる。

【問6】宅建業者自らが貸主として工事完了前の建物の貸借を行う場合、「建築確認申請中」と表示して広告を行うことができる。

【問7】業務停止処分中の宅建業者が、契約自体は当該停止期間満了後に行うものとして、停止処分以前に作成済みの広告を行うことは許される。

【問8】市街化調整区域内の宅地の販売広告において、市街化調整区域内にある事実を表示しなければ、当該広告は誇大広告に該当する。

【問9】宅建業者は、依頼者の依頼に応じて特別に作成した広告費について、報酬とは別に別途請求することができる。

【問10】誇大広告等の禁止規定に違反した宅建業者は、業務停止処分とともに罰金刑が科されることがあるが、懲役刑が科されることはない。



少しややこしいのは未完成物件についての問4〜6だけですね。
ここだけ気をつければ、あとはサクサク覚えられると思います。



【1…〇】基本中の基本ですね。取引する意思のない優良物件や実在しない物件などを掲載するおとり広告は、それを行うこと自体が禁止です。

【2…×】宅建業者自らが契約の当事者になる場合でも、その旨の明示が必要です。他によく出題されるものとして、相手方が取引態様を熟知していた…相手方が宅建業者の場合…などがありますが、相手方が取引態様を熟知していても、相手方が宅建業者でも、取引態様の明示は必要です。

【3…×】取引態様の明示は広告時」と「注文を受けたときに遅滞なく必要で、どちらかを省略することはできません。取引態様の明示は文書による必要はなく、口頭でも構いません

【4…×】工事完了前の物件の売買・交換について例外的に広告が許されるのは、建築確認や開発許可等がなされた後だけです。契約もできません。建築確認等に国土法の届出は含まれない点に少し注意(未完成物件について、国土利用計画法の届出をした後でなければ広告をすることはできない → 誤り)。

【5…〇】工事完了前の物件の貸借についても、広告は建築確認等を受けた後でしか許されませんが、契約を行うことはできます。

【6…〇】そもそも自ら貸借は宅建業に該当しませんね。広告も契約も自由です。このような引っかけパターンにも注意してください。

少しややこしいので問4〜6をまとめておきます。尚、問10で誇大広告の禁止違反は業務停止処分および100万円以下の罰金や懲役とありますが、「建築確認申請中」として広告を行ったことが違反行為だったとしても、
指示処分の対象となるだけで罰則の適用はないということは細かめ問題対策として覚えておいていいかもしれません。

自ら貸借…広告も契約も自由
貸借の媒介・代理…建築確認等の前の広告は禁止だが契約は許される
自ら売買と交換、売買と交換の媒介・代理…建築確認等の前の広告も契約も不可

【7…×】許されるわけがありません。

【8…〇】市街化調整区域に所在する旨を表示しないことは、実際のものよりも著しく優良であり、もしくは有利であると人を誤認させるような表示に該当し、誇大広告となります。積極的に表現するだけでなく、このように消極的に表現しないことで誤認させる場合も誇大広告の禁止規定に違反することになります。

【9…〇】通常の広告費は報酬の額に含まれますが、依頼者からの依頼で特別に作成した広告費については、報酬とは別に請求することができます

10…×】誇大広告等の禁止違反は、業務停止処分のほか、100万円以下の罰金もしくは6ヶ月以下の懲役またはこれらの併科です。とても厳しいですね。皆さんが宅建試験に合格して実務に就くことになっても、誇大広告は絶対やめておきましょう!また、法人である宅建業者の代表者等が誇大広告を行った場合、法人に罰則が科されることもあります。


幸せに宅建に合格する方法 TOPページ


宅建合格知識をさくさくマスター 宅建合格!常識破りの宅建勉強法