- 平成30年の宅建統計資料(2018年)
これで1点!平成30年(2018年)の宅建試験で出題される統計情報をお送りします。5点免除対象科目となっていますので、登録講習を受講された方は当ページを覚える必要はありません。
■地価公示
全国:住宅地は10年ぶりに上昇、商業地は3年連続で上昇、工業地は2年連続で上昇
三大都市圏:住宅地、商工業地ともに5年連続で上昇を継続
地方圏:住宅地は26年連続の下落(下落率は縮小傾向)、商工業地は26年ぶりに上昇
ポイント:住宅地の全国平均変動率が昨年の横ばいから10年ぶりに上昇。商業地と工業地の上昇基調も強まっている(全用途平均でも3年連続上昇)。地方圏における商業地および工業地の地価変動率が26年ぶりに上昇に転じた(全用途平均でも下落を脱して横ばいに)。
■平成29年の住宅着工戸数(29年度と区別)
新設住宅着工戸数:前年比0.3%減で3年ぶりの減少
新設住宅着工面積:前年比0.9%減で昨年の増加から再び減少に転じた(平成29年度で出題されたら3年ぶりの減少)
持家:284,283戸で昨年の増加から再び減少に転じた(年度なら3年ぶりの減少)
分譲住宅:255,191戸で前年比1.9%増、3年連続の増加(年度なら3年ぶりの減少)
貸家:419.397戸で前年比0.2%増、6年連続の増加(年度なら3年ぶりの減少)
ポイント:分譲住宅と貸家の新設住宅着工戸数は増加したが、持家は減少し、全体で見ると3年ぶりの減少となった。分譲住宅において、マンションは昨年の減少から再びの増加となり、一戸建て住宅は2年連続で増加している。
■住宅土地統計調査
総住宅数、総世帯数は増加傾向。共同住宅が高層化している。
一戸建て54.9%、共同住宅42.4%、長屋建2.5%
空き家率は13.5%で過去最高(賃貸用429万戸、売却用31万戸)。
これは5年に一度行われる調査ですが、平成25年に実施された最新調査がまだ出題されていません。出題チャンスがあと1回となった5年目の今年こそは出題可能性高めです。
■売買による土地所有権移転登記件数
約132万件、3年連続で増加
■国土利用の現況
国土面積3,780万ヘクタール。森林が最も多く約2,500万ヘクタールを占め、それに次ぐ農地は減少傾向。宅地(工業用地含む)は増加傾向。森林と農地で全国土面積の約8割を占める。
■不動産業の売上高と経常利益の推移
売上高:前年度比9.1%増で2年連続の増収
経常利益:前年度比24.0%増で2年ぶりの増益
■宅建業者数
宅建業者数:123,416(3年連続で増加)
法人86%、個人14%、国土交通大臣免許は全業者の1~2%程度
- 宅建本試験の統計問題(平成30年)
実際に出題された問題です
【問48】宅地建物の統計等に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
1.建築着工統計(平成30年1月公表)によれば、平成29年の新設住宅着工戸数は前年比0.3%の増加だったが、新設住宅のうち、分譲住宅の着工戸数は前年比1.9%の減少となった。
2.平成28年度法人企業統計年報(平成29年9月公表)によれば、平成28年度における全産業の売上高は前年度に比べ1.7%増加したが、不動産業の売上高は9.1%減少した。
3.平成30年地価公示(平成30年3月公表)によれば、平成29年1月以降の1年間の地価変動率は、住宅地の全国平均では、昨年の横ばいから10年ぶりに上昇に転じた。
4.平成30年版土地白書(平成30年6月公表)によれば、土地取引について、売買による所有権移転登記の件数でその動向を見ると、平成29年の全国の土地取引件数は132万件となり、5年連続で減少した。
正解3…こういう出題があると傾向だけ掴み、受験年の最新統計情報を覚えてください
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