不動産価格指数など宅建統計資料(平成29年、2017年)

平成29年の宅建統計資料(2017年)

これで1点!平成29年(2017年)の宅建試験で出題される統計情報をお送りします。5点免除対象科目となっていますので、登録講習を受講された方は当ページを覚える必要はありません。


地価公示

全国:住宅地は下落を脱して横ばいに、商業地は2年連続で上昇
三大都市圏:住宅地、商業地ともに4年連続で上昇を継続
地方圏:住宅地、商業地ともに25年連続の下落(下落率は縮小傾向)
    ただし、地方四市は三大都市圏を上回る上昇を示す

ポイント:全国平均で住宅地が横ばいに、工業地は上昇に転じた。全用途平均で上昇、景気回復傾向。

住宅着工戸数(平成28年の1年と平成28年度で結果が変わっているので注意!)

新設住宅着工戸数:平成28年と平成28年度ともに2年連続の増加
新設住宅着工面積:平成28年…3年ぶりの増加、平成28年度…2年連続の増加

持家:平成28年…3年ぶりの増加、平成28年度…2年連続の増加
分譲住宅:平成28年と平成28年度ともに2年連続の増加
貸家:平成28年…5年連続の増加、平成28年度…2年連続の増加

住宅土地統計調査

総住宅数、総世帯数は増加傾向。共同住宅が高層化している
一戸建て54.9%、共同住宅42.4%、長屋建2.5%
空き家率は13.5%で過去最高(賃貸用429万戸、売却用31万戸)

5年に一度行われる調査ですが、平成25年に実施された最新調査がまだ出題されていません。出題チャンスがあと2回となった4年目の今年は激アツです。

売買による土地所有権移転登記件数

約129万件、2年連続で増加

国土利用の現況

国土面積3,780万ヘクタール。森林が最も多く約2,500万ヘクタールを占め、それに次ぐ農地は減少傾向。宅地(工業用地含む)は増加傾向。森林と農地で全国土面積の約8割を占める。

不動産業の売上高と経常利益の推移

売上高:前年比6.5%の増益
経常利益:前年比7.5%の減収

ポイント:不動産業の売上高経常利益率は僅かに下落。それでも他の産業と比較して売上高に対する経常利益率は高め。

宅建業者数

宅建業者数:123,307(2年連続で増加)
法人86%、個人14%、国土交通大臣免許は全業者の1~2%程度

不動産価格指数

不動産価格指数のうち、全国のマンション指数は2013年3月分より2017年1月分まで47ヶ月連続でのプラスとなっている。

宅建本試験の統計問題(平成29年)

実際に出題された問題です

【問48】宅地建物の統計等に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

1.平成29年地価公示(平成29年3月公表)によれば、住宅地の公示地価の全国平均は、9年連続で下落した。
2.建築着工統計(平成29年1月公表)によれば、平成28年の持家の新設着工戸数は約29.2万戸となり、3年ぶりに増加に転じた。
3.平成29年版土地白書(平成29年5月公表)によれば、土地取引について、売買による所有権移転登記の件数でその動向を見ると、平成28年の全国の土地取引件数は129万件となり、2年連続の減少となった。
4.平成27年度法人企業統計年報(平成28年9月公表)によれば、平成27年度における不動産業の経常利益は約4兆3,000億円となっており、前年度比75%増となった。

正解2…こういう出題があると傾向だけ掴み、受験年の最新統計情報を覚えてください


⇒ 宅建統計情報一覧ページに戻る
<<< 前のページ <<< >>> 次のページ >>>
平成28年の統計資料 平成30年の統計資料