- 令和7年の宅建統計資料(2025年)
これで1点!令和7年(2025年)の宅建試験で出題される統計情報をお送りします。
合格ラインのプラスマイナス1点以内に最も多くの宅建受験生が集まります。
統計の1点が合否を分けるかもしれません。
統計問題は簡単です。
思いきり得点源です。
今からコツコツと覚えても、本試験前日や当日に覚えても構いません。
ここは絶対に押さえて1点を確保してください。
細かい数字は頭の片隅程度に、「ポイント」+「何年連続・何年ぶりにどうなったか」まで押さえておいてください。
尚、5点免除科目ですので登録講習を受講された方は覚える必要はありません。
では、令和7年の宅建試験で出題される統計資料を見ていきましょう!
■地価公示
・全国平均
全用途平均 =4年連続で上昇(上昇幅拡大)
住宅地 =4年連続で上昇(上昇幅拡大)
商業地 =4年連続で上昇(上昇幅拡大)
工業地 =9年連続で上昇
・三大都市圏
全用途平均 =4年連続で上昇(上昇幅拡大)
住宅地 =4年連続で上昇(上昇幅拡大)
商業地 =4年連続で上昇(東京圏・大阪圏は上昇幅拡大、名古屋圏は上昇幅やや縮小)
工業地 =11年連続で上昇
・地方圏
全用途平均 =4年連続で上昇
住宅地 =4年連続で上昇(上昇幅縮小)
商業地 =4年連続で上昇(上昇幅拡大)
工業地 =8年連続で上昇
ポイント:緩やかに景気が持ち直し、三大都市圏では上昇幅が拡大し、地方圏でも上昇傾向が継続するなど、全体として上昇基調が続いている。
ほぼ「4年連続で上昇」と覚えやすくなっていますので、少し細かい知識が出題されるかもしれません。地方四市(札幌市、仙台市、広島市、福岡市)では上昇幅がやや縮小(その他の地域は拡大傾向)している点まで覚えておきましょう。
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|
全用途平均 |
住宅地 |
商業地 |
工業地 |
全国平均 |
4年連続で上昇 |
4年連続で上昇 |
4年連続で上昇 |
9年連続で上昇 |
三大都市圏 |
4年連続で上昇 |
4年連続で上昇 |
4年連続で上昇 |
11年連続で上昇 |
地方圏 |
4年連続で上昇 |
4年連続で上昇 |
4年連続で上昇 |
8年連続で上昇 |
■住宅着工戸数
一昔前は「年」または「年度」で出題されていましたが、近年は「年」で統一されていますので、思い切って「年度」を捨ててみます。もしも「令和6年度」で出題された場合は他の肢との兼ね合いで正解を導き出してください。
令和6年の、
新設住宅着工戸数 =792,098戸 (前年比3.4%減)で、2年連続の減少
新設住宅着工床面積 =60,869千㎡(前年比5.2%減)で、3年連続の減少
持家 =218,132戸(前年比2.8%減)で、3年連続の減少
貸家 =342,044戸(前年比0.5%減)で、2年連続の減少
分譲住宅 =225,309戸(前年比8.5%減) で、2年連続の減少
・マンション 102,427戸(前年比5.1%減) で、2年連続の減少
・一戸建住宅 121,191戸(前年比11.7%減)で、2年連続の減少
ポイント:持家・貸家・分譲の全てが減少し、全体的に減少している。
-
持家 |
21.8万戸 |
-2.8% |
3年連続の減少 |
貸家 |
34.2万戸 |
-0.5% |
2年連続の減少 |
分譲住宅(総合) |
22.5万戸 |
-8.5% |
2年連続の減少 |
分譲住宅(マンション) |
10.2万戸 |
-5.1% |
2年連続の減少 |
分譲住宅(一戸建て) |
12.1万戸 |
-11.7% |
2年連続の減少 |
■売買による土地所有権移転登記件数
約130万件で、ほぼ横ばい
ポイント:微増しましたが、土地白書には「ほぼ横ばい」と記載されていますので、横ばいで覚えておいてください。
■国土利用の現況
国土面積は、約3,780万ha。
森林(約2,503万ha)が最も多く、全国土面積の2/3を占める。
森林と農地(約437万ha)を併せて全国土面積の約8割を占める。
住宅地や工業用地(=宅地)は約197万haで、全国土面積の5.2%。
その他は、道路=約142万ha、水面・河川・水路=約135万ha、原野等=約31万ha
ポイント:宅地と森林は横ばい、農地は微減傾向。
■不動産業の売上高と経常利益の推移
売上高 =56兆4,539億円で前年度比22.0%の増加(2年ぶりの増収)
営業利益 = 6兆3,566億円で前年度比36.4%の増加(2年ぶりの増益)
経常利益 = 7兆3,416億円で前年度比23.6%の増加(2年ぶりの増益)
売上高営業利益率 =11.3%で2年ぶりの上昇
売上高経常利益率 =13.0%で4年連続の上昇
ポイント:不動産業の売上高は全産業売上高の約3.5%(※)を占める。売上高営業利益率・売上高経常利益率は、全産業の営業利益率・経常利益率を大幅に上回る。
(※)厳密には3.456…%と微妙すぎる数字になっていますので、約3.4%または約3.5%のどちらも正解と覚えておいてください。
■宅建業者数・宅建士数
宅建業者数=130,583で10年連続の増加(前年度比979業者増)
・都道府県知事免許 =127,536(法人114,736)
・国土交通大臣免許 =3,047 (法人3,045)
ポイント:宅建業者数=10年連続で増加している(宅建士も約118万人で増加傾向)。
■監督処分・行政指導の実施状況
監督処分(167件)
・免許取消処分 =97件(前年度比34件増加)
・業務停止処分 =33件(微減)
・指示処分 =37件(微減)
行政指導 =531件(微増)
ポイント:監督処分の合計は前年度から28件増加し、行政指導も依然として多い。
■指定流通機構の活用状況
ここはほとんど出題されませんので頭の片隅に入れておいてください。
新規登録件数 =約412万件(前年度比3.6%減)
・売り物件 =約145万件(前年度比2.1%増)
・賃貸物件 =約267万件(前年度比6.4%減)
ポイント:売り物件の増加傾向が続き、レインズにおける既存住宅の成約件数が約20.5万件(前年度比12.2%増)となった。
- 宅建本試験の統計問題(令和7年)
本試験終了後に掲載します
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