宅建勉強法~集中力アップ:勉強に集中できない!落ち着いて勉強できる環境がない!宅建の勉強時間をどう確保するか。
- 宅建合格までの勉強時間の確保
仕事から帰り、そこから宅建の勉強・・。
学校から帰り、家事に追われ勉強勉強・・。
すごく大変ですね。しかし、宅建試験に合格するためにはどこかで勉強時間を確保する必要があります。「忙しくて勉強ができない」と言っていたら、いつまでも合格できません。
今までの習慣を少し変えるだけで、合格可能性は飛躍的に上がります。
時間を有効活用するためには、徹底的に隙間の時間をムダにしない心構えで勉強をしてください。電車の中や待ち合わせ時間など、単純暗記で深く考えずに淡々と覚える勉強は、場所を選ばずにどこでもすることができます。
そして疲れて帰ってきた後ですが、できるだけ頑張って短い時間でもいいので勉強しましょう。家でやる勉強は30分だったら30分と決めて、集中して勉強してください。「疲れてるのに頑張ってる自分はかっこいいな~」など何でもいいので、自分に動機付けをして勉強時間を作り、毎日の学習を習慣化してください。
宅建試験に合格することが自分にとってどれほど重要なことか、それを自分で強く認識できれば、勉強をする意欲も湧いてくると思います。
また、きちんと規則正しく睡眠を取ったり、栄養面に気を使うなど、健康面の根本をケアしてあげれば、疲れにくくなってくると思います。軽い運動も勉強効率を上げるのに役立つと言われていますね。勉強の合間にストレッチを織り交ぜると集中力が上がるはずです。
■いまいちやる気が出ない
やる気が出なければ、いくら勉強時間が長くても効果は薄くなります。やる気が出ない原因は人それぞれだと思います。勉強が嫌い。上達が感じられない。マンネリ。他に悩み事がある・・
勉強が嫌いという場合は問題ありません。勉強を好きになればいいだけです。
大抵の場合、物事が嫌いなのは「できないから」という理由がほとんどのようです。つまり勉強ができるようになればいいわけですが、できないから嫌いなわけで・・嫌いだからできないわけで・・頭が混乱しますね。
そんなときは宅建業法や法令上の制限など、どの科目でもいいので何かひとつ、得意分野を作ってしまうことです。最初はそもそも勉強が嫌いなので苦しいかもしれませんが、そこさえ乗りきれば、基礎さえできればそこからのレベルアップは早くなります。0→1は時間がかかりますが、1→2、2→3はどんどん早くなります。
上達を感じれば勉強が楽しくなります。
上達を感じやすいのは、難しい言葉も少なく、単純知識が多い宅建業法です。最初だけ頑張って上達を感じれば、その後はスムーズになっていくはずです。得意科目で自信を持てば、不思議と他の科目もスイスイ頭に入ってくるようになります。
マンネリが原因と思われる場合は、何か新しい勉強法を試してみてください。マンネリということは、今までそれなりに宅建の勉強をしてきた方だと思いますので、ある程度の知識はあると思います。
「得点が伸びないとお悩みの方へ」のページとダブってしまうので詳細は避けますが、なるべく自分が楽しめるやり方を試してください。
何か他に悩み事があって、勉強中にそのことばかり考えてしまう場合もあると思います。そのようなときはパーッと遊びに行って、ストレスを解消し、再度勉強に取り組みましょう。遊びに行っている最中は、悩み事は完全に忘れてしまうのがコツです。こう言うと実も蓋もないですが、悩んでいても仕方ありません。
よほどサボっていなければ、宅建試験に本当に合格したいのならば、ひたすら勉強に専念しても、少しくらい遊んでも、結局到達点は同じになるはずです。
外に遊びに行くことがストレス解消になる人もいれば、本を読むことがストレス解消になるという人もいるでしょう。お酒を飲むことかもしれません、とりあえずぐっすり眠ることかもしれません。「どうも勉強の調子が出ないなぁ」というときは、ご自分にあった方法でストレスを解消し、心機一転また頑張りましょう!
■勉強をする環境がない
勉強に集中できない原因として、勉強をする環境も考えられます。「快適な勉強空間」=「快適な勉強時間」につながります。勉強に集中するための自分の部屋がない、近くで子どもが騒いでいる、近所の工事で騒音が気になる。
家族間で問題があるならば、自分にとって宅建試験に合格することがどれほど大事なことなのかを説明した上で、何時までは自分一人で部屋を使わせてもらう、子どもの世話を頼むなど協力してもらいましょう。協力してもらうことで、その人のためにも頑張って絶対に宅建合格しなければと、やる気アップにもつながります。
勉強をする時間なのか、子供と遊ぶ時間なのか、友人と呑みに行っていいのか、メリハリをつけていきましょう。
近所がうるさいのならば、図書館を利用してください。最近は自習部屋や学習センターなども街中で見かけます。少しうるさいですが、喫茶店や公園なども王道ですね。人の話し声が聞こえても集中できる力が養われます。宅建試験の本番中でも何かと雑音が聞こえてくることもあると思いますので、良いトレーニングにもなるはずです。
逆に、少しうるさい方が集中できるという方もいるかもしれません。速いテンポの音声、音楽を聴きながら勉強した方が脳が活性化されて勉強がはかどるという研究結果もあります。クラシックなど癒し効果のある音楽は脳も休んでしまい逆効果だそうです。
■集中力アップの裏技
栄養ある食事?ストレッチ?遊びに行け?図書館を使え?「何を当たり前のことを」と心の声が聞こえてきそうです。普通すぎました。
では、集中力をアップさせる効果抜群の宅建勉強法を一つ。それは「15分ごとに勉強する分野を区切る」という勉強法です。
人それぞれの集中力次第で15分でなくてもいいのですが、まずは「15分」がベストだと思います。15分だけ、一つの分野に超集中してください。「キリがいいところまで15分くらい」ではありません。ジャスト15分で強制終了です。
例えば、勉強時間が1時間~1時間半ほど取れるとしたら、権利関係を15分勉強して宅建業法を15分、法令制限を15分勉強して、また宅建業法を15分、最後に権利関係を15分。これで1時間15分ですね。
まだ勉強を始めたばかりで、今は宅建業法だけに集中したい!ということでしたら、宅建業法の中で勉強する箇所を変えてください。35条について15分勉強したら、媒介契約について15分・・などです。
15分なら集中して頑張れるはずです(無理なら10分から始めてください)。そして他の分野に切り替えると、不思議なことにまた15分集中することができます。ひたすら同じ箇所を続けるよりもずっと集中できます。
そして10分後に、もう少しここの勉強を続けたいのにあと5分しかない!ということで更に集中力が高まります。驚きの相乗効果です。
ものすごく濃い勉強時間となりますので、是非試してみてください。
そして勉強に慣れ、勉強が習慣化してきましたら有名な「ポモドーロ勉強法」を取り入れてみてください。15分を25分に伸ばし、5分の休憩を入れるという勉強法です。
25分勉強して5分休憩、他分野を25分勉強して5分休憩・・これを繰り返します。25分勉強と5分休憩を3~4回繰り返したら15~20分ほど休んでください。集中力が爆上がりします。疲れるまでぶっ続けで勉強するよりもずっと効果的です!(この時間の使い方は仕事などにも有効です)
■やる気アップの裏技
上記「集中力アップの裏技」と似ていますが、やる気を継続させる方法をご紹介します。
ツァイガルニク効果という心理学的現象をご存知でしょうか?モヤモヤ効果です。
達成できた事柄よりも中断してしまった事柄の方が強烈に記憶に残る現象をいいます。
「今日はここからここまでやろう。明日は…」と毎日目標を立てて勉強を習慣化できている方は問題ありませんが、どうしてもサボリ癖がある方、勉強が「日常」にできていない方も多いと思います。
そんな方は、ツァイガルニク効果を試してみてください。
キリがいいところまで勉強して切り上げると、次の勉強へのモチベーションが途切れることがあります。しかし、ものすごく中途半端なところで勉強を終わらせると続きが気になってしまいます。
ページの途中途中で毎回の勉強を切り上げることで「早く続きをやろう」という連鎖反応が期待できます。勉強への意欲が向上します。中途半端に止めた箇所に記載されていたことが頭に残りやすいというオマケも付いてきます。なかなかやる気が出ないという方は、あえてキリの悪いところで勉強を中断してみましょう。
またツァイガルニク効果とは逆に計画的な方に効果的なのが、私もよくやる「あと1ページ」作戦です。今日のやること終了!もう疲れたな~頑張ったな~という状態からあと1ページ、あと1問だけこなしてみてください。得した気分になり強く印象にも残り、達成感でモチベーションも上がります。
こういった小さなコツ、テクニックを織り交ぜていくことで勉強効率が上がり、宅建合格も近づいてくるはずです!
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