宅建勉強法~スケジュールの立て方:サボりたい気持ちには、宅建試験後の自分をイメージして打ち克つ!
- 宅建合格へのスケジュール
宅建試験に21年携わり、様々なご質問やご相談を受け、数えきれないほどの宅建合格者、そして合格は厳しそうな方を見てきました。独学でやってしまいがちな間違った勉強法に陥らないよう正しい宅建合格法をお伝えしますので、少し多い(10ページ)ですが参考にしていただければと思います。
宅建試験に効率良く合格するための勉強法とやる気の出し方を順番に紹介していきます。これは納得、これは使えると思える箇所を見つけていただき、少しでも宅建合格のお力になれれば幸いです。
まず宅建合格に必要なこと=「どれだけ長時間の勉強をしたか」ではなく、「どれだけ適切な作業をこなしたか」となります。これが一番重要と言えます。
合否を分ける要素=使用教材の「質」と間違えていない「勉強法」となり、勉強の方向性を間違えると、いくら頑張っても勉強に費やした時間を棒に振ることになります。年に一度の試験で合格できなかった場合、もう一度同じ勉強を長期間行うことになり、モチベーションの維持にすごく苦労します。
上手くまとめたバランスの良い教材&正しい勉強法で、最後まで気持ち良く勉強ができるよう心掛けてください。「無理はせず『しかし』適度な負荷は必要」これを常に念頭に入れてください。
きっと皆さん「宅建試験に合格して○○する」と、宅建資格を取る何らかの理由、目標があると思います。仕事上必要だ、人生の保険として取っておきたい、自分に自信をつけたい、色々な思いがあると思います。しかし「頑張るぞ」という最初の気合はどこへやら、いつの間にか勉強が中断してしまっている・・本気で頑張れば絶対に合格できるのに、本気を維持することはなかなか難しいと言えます。
そんな皆さんに、まずは目標を達成する方法をお伝えします。簡単・スピーディーに実践でき一般的に効果があると言われている方法、それは・・目標を紙に書くことです。
たったのこれだけです。目標を達成するための一番の弊害は「目標を忘れること」です。目標を忘れてしまうと、目標に対しての行動力が弱まります。目標の書き方にはコツがあるので、次の事項をチェックしてみてください。
■宅建合格への目標の書き方
「SMARTの法則」に従って書く。
S specific 具体的 宅建試験に合格する M mesurable 計測可能 40点を取る A agreed upon 同意 その点数は必要だ R realistic 現実的 それは達成可能だ T timely 期日が明確 今年の10月〇〇日に
書いたら、後は忘れないように毎日眺めるだけです。これで常に目標を意識するようになり、宅建合格に向かってまっしぐらな行動をとれる確率が高まります。小さく畳んで財布に入れて、持ち歩いてるのに全く見ない・・ということにならないよう、家の壁に貼ってしまいましょう。その際にもコツがあり、「紙を斜め」に貼ってください。まっすぐ貼ったら、それはすぐに風景になります。額縁やカレンダーが曲がっていたら気になりますよね?まっすぐに直したくてウズウズしますよね?その原理です。斜めに貼ることで、ものすごく意識が高まります。
単に目標を頭に思い浮かべるだけよりも、目標と行動を紙に書き家族らと共有することで、目標達成率が1.5倍ほどになるという驚きの研究結果もあります。
また、なるべく客観的・具体的に宅建合格というものを見つめなおしてみることも有効です。
・なぜ自分は宅建試験に合格したいのか?
・宅建をとるメリットは何か?
・宅建をとらないデメリットは何か?
・宅建試験に合格したらどうなる?
・もし落ちたらどうなる?
・宅建試験で40点を取る為に何が必要か?
・1日にどれだけ勉強時間が必要か?
・頑張ったらどんな未来が待っているか?
・サボったらどんな未来が待っているか?
人間が行動するのは、
「快楽を追い求めるため」
「苦痛や恐怖から逃れるため」
のどちらかと言われています。そして、より強く行動を促すのは「苦痛や恐怖から逃れる」の方だそうです。荒療治ですが、宅建試験に落ちたときのデメリットを具体的にイメージし、現実を直視してみることも必要かもしれません。
宅建試験に落ちる人は、合格することを考えています。宅建試験に合格する人は、合格した先を見ています。この二つは似ているようで大きく異なります。「宅建試験に合格する」だけで強い意思の維持は難しいですが、宅建試験に合格した先に何が待っているのかを考えることでモチベーションのアップに繋がります。
合格することで「3万円上がった給料で○○しよう」「あの会社に転職したい」「周りからの評価が上がるのでは」「家族に見直されるのでは」と、もっと具体的にイメージすることでやる気がみなぎってきます。
■宅建合格への困難は分割する
「10月に宅建合格」という目標が漠然としていていまいちやる気が出ない・・という方は、目標を区切って逆算することをおすすめします。
10月に40点を取るために、9月には最低30点は取れるようにする、8月には全科目の基礎は固め、7月には宅建業法をある程度マスターしておき、6月までに宅建業法と法令制限をざっくり押さえ・・このように逆算した大きめのスケジュールを立て、「今やること」をはっきりさせた上で一つずつ目標をクリアしていきましょう。
いきなり張り切りすぎても息切れしてしまいます。ダイエットなんかも同じですね。小さな目標を達成し、自信をつけ、次の目標に繋げていきましょう。
月単位でもまだやる気が・・という方は、更に目標を細分化してしまってください。手が届きそうな目標には俄然やる気が湧いてきます。「英単語100個を1週間で覚えてきなさい」と言われたら難しそうです。でも分割して1日14~15個だと思えば、起きてる間に1時間に1個だけ…復習しつつ、、何だかいけそうですね!
宅建試験も同じです。1週間、何なら1日に「やること」をはっきりさせ、一歩一歩クリアしていってください。勉強以外でも、人生において困難なことは分割してこなしていけば大概は何とかなります。
8~9月に勉強を始めて短期集中合格を目指すのであればある程度の計画は必要ですが、早い段階で「しばらく先」までの「細かい」スケジュールは決めない方が良いと思います。頭に入っていないのに強引に進める感じとなってしまいます。ざっくりとした目安で十分、大きめのスケジュールと細分化した目標が重要となります。
もしもスケジュール通りに進まなかった場合は、スケジュールを変更してください。どんどん変えてください。スケジュール通りに進まないなんて普通のことです。無理が生じてきたまま従来のスケジュールを進めると、知識が抜けた箇所が多く「もう間に合わない」状態となり諦めムードが漂ってしまいます。スケジュールは臨機応変に立て直していきましょう。
目標が定まれば、精神が充実して気力が出てきます。まずは、やる気がみなぎるように明確な目標を立てましょう。
「志は気の帥なり」(孟子)
応援しています。頑張ってください!
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