宅建過去問 地役権 重要度 ★★☆☆☆


今回は「地役権」の過去問を見ていきます。

…が、ほとんど出題されません!!
昭和50年代は割と出題されていたのですが…。

ではサラっと見ていきます!



観光旅館を経営しているAは、旅館からの眺望を確保するため、B及びCの土地について
3階以上の建築物を建てさせない旨の地役権を設定したいと思っている。次の記述のうち、
正しいものはどれか。
(1979-7)

Cの土地は、Aの旅館の敷地と隣接していないので、Cの土地を承役地とする地役権
は設定できない。


要役地と承役地は隣接することを要しません。よって誤りです。


Cの土地を要役地、Bの土地を承役地とする通行地役権が設定されている場合には、
重ねてBの土地を承役地とする地役権は設定できない。


・同一土地上に複数の地役権を設定することも認められます。よって誤りです。


眺望を目的とする地役権は設定できない。

要役地の便益になればよいので設定可能です。よって誤りです。


B及びCの土地に地役権を設定するについて、地役権の対価を無償とする内容のもの
であっても有効である。


・地役権は特約ない限り
無償となります。よって正しい肢となります。



地上権又は地役権に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。(1981-4)

地下又は空間は地上権の目的とすることができない。

地下でも空中でもその範囲を定めて、地上権の目的とすることができます。
よって誤りとなります。



地役権に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。(1983-4)

要役地の共有者の一人は、その持分について、その土地の上に存する地役権を消滅
させることができる。


・要役地または承役地の共有者の1人は、
自己の持分について地役権を消滅させること
はできません
。よって誤りです。


承役地の共有者の一人は、その持分について、その土地のために存する地役権を消滅
させることができない。


・上の説明通り。よって正しい肢となります。



民法の規定によれば、地役権に関する次の記述のうち正しいものはどれか。(1986-11)

承役地を第三者が不法占拠している場合、地役権者はその者に対して当該承役地を
自己に引き渡すよう請求することができる。


・地役権は、承役地を一定の範囲内での目的で利用する権利です。したがって、地役権者には
承役地を排他的に占有する権利はありません。よって誤りとなります。なお、承役地の利用
を妨げられている場合には、回復する為の物権的請求権は認められています



Aは、自己所有の甲土地の一部につき、通行目的で、隣地乙土地の便益に供する通行地
役権設定契約(地役権の付従性について別段の定めはない)を、乙士地所有者Bと締結し
た。この場合、民法の規定及び判例によれば、次の記述のうち正しいものはどれか。
(2002-14)

この通行地役権の設定登記をしないまま、Aが、甲土地をCに譲渡し、所有権移転
登記を経由した場合、Cは、通路として継続的に使用されていることが客観的に明らか
であり、かつ,通行地役権があることを知っていたときでも、Bに対して、常にこの通行
地役権を否定できる。


・1.
承役地が要役地の所有者によって継続的に通路として使用されていることが、位置・
形状・構造などの物理的状況から客観的に明らか
である、2.譲受人がそのことを認識
していた、または認識することが可能
であった。この2つが成り立つとき譲受人は、通行地役
権が設定されていることを知らなかったとしても、特段の事情がない限り、地役権登記の欠缺を
主張するについて正当な利益を有する第三者にはあたりません。よって誤り。


この通行地役権の設定登記を行った後、Bが、乙土地をDに譲渡し、乙土地の所有権
移転登記を経由した場合、Dは、この通行地役権が自己に移転したことをAに対して主張
できる。


・地役権は要役地のために存在する権利なので、特約がない限り
要役地の所有権が移転
すれば地役権も移転
します。よって正しい肢となります。


Bは、この通行地役権を、乙土地と分離して、単独で第三者に売却することができる。

・地役権は要役地のために存在する権利なので、
要役地と分離して地役権だけを譲渡する
ことはできません
。よって誤りです。


Bが、契約で認められた部分ではない甲土地の部分を、継続かつ表現の形で、乙土地
の通行の便益のために利用していた場合でも、契約で認められていない部分については
通行地役権を時効取得することはできない。


・地役権は、契約での設定行為・遺言・相続などによって取得されるほか、時効によって
も取得できます(
継続かつ表現のものに限って時効取得可)。よって誤りです。



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