期限の利益ってなーに?

期限の利益

  • きげんのりえき

期限の利益とは、一定の期限(支払い期日)が到来するまで弁済(支払い)をしなくてもよい、という債務者の利益です。例えば毎月の分割払いで約束通りに返済できなかった場合、債権者から「残金全額の一括支払い」を求められてしまうことがあります。これを「期限の利益を喪失する」といいます。またお金を借りて1ヶ月後に返済する契約をして20日後に返済した場合、「10日間自由にお金を使える権利を放棄」したことになります。 これが「期限の利益の放棄」です。

宅建試験では、保証、時効、相殺などで、「主たる債務者が期限の利益を喪失した場合…」「受働債権については期限の利益を放棄することができるので…」といった形で幅広く出題されます。

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