宅建試験の民法解説:初めに

分かりやすい民法解説」スタートです!重要条文に事例を交えながら分かりやすく民法を解説しています。青字は改正民法となります。宅建インプリご注文者様は本を読むようにご覧いただけるよう電子ファイルにもまとめてあります(+αあり)。

分かりやすい民法解説

宅建試験では「権利関係」として、

民法10問
不動産登記法1問
区分所有法1問
借地借家法2問

の計14問が出題されます。

民法』は、宅建業法・法令上の制限・税その他と異なり普段の生活に馴染みがあり、また全ての法律の土台ともなっています。民法の理解を深めることができれば、法律がとても楽しく分かりやすくなります。宅建試験のためだけでなく、きっと普段の生活にも役立つでしょう。

「民法を制する者は宅建試験を制する」という格言があります。

しかし、一昔前に宅建試験の合格ラインが30点前後の時代が続き、この格言は過去の遺物となってしまいました。権利関係は難しいため、本試験で半分も取れれば十分と言われ始めたのです。他の科目で23~4点取れば、権利関係は半分で良かった(現在の14問よりも出題数は多かった)というわけです。

平成元年から平成中頃までの平均合格ラインは「31点」ほどとなっています。確かに難易度が高めの民法にはそれほど力を入れず、権利関係で半分を取り、他の科目で得点を稼げば良さそうでした。

「民法を制せずとも宅建試験は受かる」が新しい格言となりました。

しかし、近年再び宅建試験の合格ラインは上昇傾向にあり、ここ10年の平均合格ラインは「34点」を超えています。宅建試験を受験されたことのある方でしたら、この3点の違いがどれほど大きなものかお分かりになると思います。

「民法を制する者は宅建試験を制する」が復活しています。

権利関係で得点を稼ぐことで、宅建合格がより盤石となります。「半分で御の字」ではなく「半分ちょっとが必要」となっています。

実生活でも役立つ民法は、興味を持って勉強できるはずです。多くの人が民法で得点を落とすのであれば、民法に強いということは大きな武器となります。
問1~14 権利関係 14問
問15~22 法令上の制限 8問
問23~25 税その他の税 3問
問26~45 宅建業法 20問
問46~50 税その他のその他 5問

宅建試験は権利関係から1問目が始まり、多くのテキストの並び順も権利関係から始まります。そこで多くの独学受験生は何も分からず権利関係から勉強を始めてしまいますが、宅建試験で頭二つ三つ抜けて難しいのも権利関係です。

まずは簡単な宅建業法を極め、自信をつけ、権利関係の勉強はじっくり後回しとしてください。

ここでは分かりやすく簡単に民法・不動産登記法・区分所有法・借地借家法を解説していきます。他科目の勉強を一通り終え、権利関係の勉強を開始したらいつでも当ページを訪れ、繰り返し読むようにしてみてください。 なるべく毎日、10分でもいいので当ページをご覧になってみてください。大きなレベルアップに繋がるはずです。

「分かりやすい民法解説」で、権利関係を得意科目にしていきましょう!


分かりやすい民法解説一覧ページに戻る
<<< 前のページ <<< >>> 次のページ >>>
民法の全体像1